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【今日の要点】
⚠️ サイトAのアクセスが急増(SNS経由)
・サイトBの検索クリック 前週比 +30%
1.(サイトB)検索で選ばれにくい記事のタイトルを変更。文案あり
2.(サイトC)トップの説明文を追加
・メーカーが新機種を発表(10/30)
影響:型番データに追加する候補
※ 画面はイメージです。数字は例です。
私は複数のサイトを運営していますが、GA4やサーチコンソールを毎日開く習慣は続きませんでした。開いても、どの数字を見ればいいのか迷ううちに、現場の準備の時間になってしまいます。
そこで、AI(Claude)に毎朝データを集めてもらい、「今日やるといいこと」まで書いた日報をLINEで受け取る仕組みを作りました。仕組みづくりもAIに手伝ってもらい、プログラムは自分で書いていません。ここでは、実際に私が使っている形をもとに、必要なものと手順をまとめます。
数字を並べるだけでなく、
「今日やること」まで書いてもらう。
朝7時半ごろ、LINEに4〜5個の吹き出しで届きます。数字の表を読む必要はなく、最初の吹き出しで「何が起きたか」「何をすればいいか」が分かるようにしています。
| 項目 | 中身 |
|---|---|
| 今日の要点 | 大きな変化を最初に。急なアクセス増加や、検索からのクリックが落ちたページなど |
| 今日やるといいこと | データに根拠がある作業だけを1〜3個。タイトルや説明文の書き換えは文案つき |
| サイトごとの数字 | 昨日の訪問者(先週の同じ曜日と比べる)、直近7日の検索クリック・表示回数・平均順位、よく見られたページ |
| 表示速度 | スマホで見たときの点数。遅いときは原因になっている画像なども |
| 関連ニュース | 直近48時間で、自分のサイトに影響しそうなものだけ(Googleの検索アップデート、メーカーの新機種、WordPressの脆弱性など)。重要なものが無ければ「特になし」 |
実際に使い始めた初日、普段は1日十数人のサイトに1日数千人が来ていることに気づきました。調べると、SNSとはてなブックマークで紹介されていたのが原因でした。毎日自分で見ていたら、気づくのが遅れていたと思います。
AIの改善案は、そのまま実行しない。
数字はツールから取った値を使うよう指示していますが、改善案は「候補」です。サイトを直す前に、自分の目で確かめてから反映しています。
Googleのデータを、
AIが読んで、LINEに送る。
サーチコンソール、GA4、PageSpeed Insightsから数字を取得。サイトの各ページも巡回して、説明文の抜けやリンク切れを確認します。
Claudeが数字を比べて、目立つ変化と改善案を整理。関係するニュースもWebで調べます。
自分のLINE公式アカウントから、自分あてにだけ送信。お客様には届きません。
動かしているのは、Anthropic社のClaude Managed Agentsというサービスです。決まった時刻にクラウド上でAIが起動するので、自分のパソコンの電源が切れていても毎朝届きます。
GoogleやLINEの鍵(パスワードのようなもの)は、Anthropic側の保管庫に預けます。AIが作業する場所からは鍵の中身が見えず、通信するときにだけ使われる仕組みです。AIが通信できる相手も、Google・LINE・自分のサイト・決めたニュースサイトだけに絞っています。
アカウントは4つ。
どれも無料で始められます。
Claude Console(Anthropic)
AIを動かすためのアカウントです。日報を作るたびに、使った分だけAPI料金がかかります。APIキーを1つ作ります。
Google Cloud
サーチコンソールとGA4のデータを読む許可をもらうために使います。料金がかかる設定は使いません。
LINE公式アカウント
日報の送り主です。お客様用のアカウントをそのまま使えます。自分あてに月30通ほどなので、無料のプランで足ります。
Claude Code(作るときだけ)
仕組みを作ってくれるAIです。デスクトップアプリで、パソコンの操作やブラウザーでの設定も手伝ってくれます。
サイト側は、GA4とサーチコンソールが設定済みであれば、何も入れる必要はありません。WordPressかどうかも関係ありません。
料金プラン:LINE公式アカウント/作る道具:Claude Code(英語)
AIに頼みながら、
5つの手順で進める。
私はClaude Codeに最初の指示を出し、あとは画面の案内に従って設定を進めました。パスワードの入力や規約への同意など、本人がするべき操作はAIから頼まれます。
手順1:Claude Codeに作ってもらう(指示文をコピー)
[ ]を自分の情報に置き換えて、Claude Codeに貼り付けます。
私が運営しているサイトのアクセス解析を、毎朝LINEに届けるbotを作ってください。 対象のサイト:[サイトのURLを並べる] 届けてほしい時刻:毎朝[7:30](日本時間) 分析してほしいこと:サーチコンソール、GA4、表示速度、SEOの簡単なチェック、関連ニュース 届け先:[LINE公式アカウント名]から、私のLINEへ 条件: ・Claude Managed Agentsの定期実行で、パソコンを閉じていても動くようにする ・GoogleやLINEの鍵はチャットに貼らせず、安全な方法で預ける ・アクセスの少ないサイトは小さな増減を大げさに書かない ・1回あたりの費用の上限を設定する ・専門用語を使わず、私がやる操作は1つずつ案内する
手順2:Google Cloudで「データを読む許可」を準備する
- Google Cloudで新しいプロジェクトを作る
- 次の4つのAPIを有効にする:Search Console API/Google Analytics Data API/Google Analytics Admin API/PageSpeed Insights API
- OAuth同意画面(Google Auth Platform)を作る。対象は「外部」
- ブランディングにホームページとプライバシーポリシーのURLを入れてから、アプリを本番環境に公開する
- クライアントを「デスクトップアプリ」で作り、JSONファイルをダウンロード
- PageSpeed Insights用のAPIキーを作り、使えるAPIをPageSpeed Insightsだけに制限する
公開ステータスが「テスト中」のままだと、許可が7日で切れて日報が止まります。個人で使う場合も、本番環境への公開が必要です。
手順3:LINE公式アカウントでMessaging APIを使えるようにする
- LINE Official Account Managerで、使うアカウントの「設定」→「Messaging API」→「Messaging APIを利用する」
- 開発者情報の登録とプロバイダーの作成(初回だけ)
- LINE Developersの「Messaging API設定」で、チャネルアクセストークン(長期)を発行
- 「チャネル基本設定」の一番下にある「あなたのユーザーID」(Uで始まる文字列)を控える
Messaging APIは一度オンにすると元に戻せません。お客様とのチャットや自動応答は、そのまま使えます。また、自分のLINEでそのアカウントを友だち追加していないと届きません。
手順4:鍵を渡す(チャットには貼らない)
AnthropicのAPIキー、LINEのトークン、PageSpeedのAPIキーは、AIとのチャットに貼り付けないようにします。私は、パソコンの中のメモ帳ファイルに貼って保存し、それを読み込んでクラウドの保管庫へ預ける方法にしてもらいました。
Googleの許可は、ブラウザーでGoogleアカウントを選んで「続行」を押すだけです。自分で作ったアプリなので「Googleで確認されていません」と出ますが、「詳細」から進めます。
手順5:試しに1回動かして、毎朝の時刻を決める
設定が終わったら、まず手動で1回動かします。LINEに届いたら、読みにくいところや不要な項目をAIに伝えて直してもらいます。最初の1回で、時刻を変えたい・項目を減らしたいなどの希望が出てくるはずです。
毎朝の時刻は、GA4の前日分のデータがそろう朝7時以降がおすすめです。サーチコンソールの数字は2〜3日遅れで確定するため、日報では「直近7日」と「その前の7日」を比べています。
公式資料:Search Console API/Google Analytics Data API/PageSpeed Insights API/LINE Messaging API/GoogleのOAuth(許可の有効期限)
1回あたり約2ドル。
上限を決めておく。
費用の目安(私の場合)
- 4サイトの日報1回:約2ドル(API料金)
- 毎日届くと:月60ドル前後
- LINE:自分あてに月30通ほどで、無料プランの範囲
- Google Cloud:今回使う機能は無料の範囲
1回あたりの上限(私は3ドル)を設定し、超えたら自動で止まるようにしています。分析を浅くすれば、もっと安くできます。
気をつけていること
- 改善案は候補。サイトを直す前に自分で確かめる
- アクセスの少ないサイトの日々の増減は、気にしすぎない
- 鍵はチャットやメールに貼らない。漏れたら作り直す
- LINEの送り先は自分だけ。お客様の情報は日報に入れない
API料金はサイトの数、ページ数、ニュースを調べる量で変わります。料金は2026年10月時点の私の実測です。
先に知っておくと、
設定が早く終わる4つ。
「アプリを公開」のボタンが押せない
Google Auth Platformの「ブランディング」で、アプリのホームページとプライバシーポリシーのURL、承認済みドメインを入れて保存すると押せるようになりました。自分のサイトのプライバシーポリシーのページを使えます。
表示速度が「取得できません」になる
APIキーなしでPageSpeed Insightsを使うと、利用回数の上限ですぐに止まりました。Google CloudでAPIキーを作って渡すと、安定して取れるようになります。
ターミナルにキーを貼り付けられない
画面に表示しない入力欄では、貼り付けが効かないことがあります。メモ帳に貼って保存し、そのファイルを読み込む方法に変えてもらうと進められました。
LINEに届かない
送り先のユーザーIDが、そのLINE公式アカウントを友だち追加しているか確認します。Messaging APIの画面にあるQRコードから追加できます。
今日から始めるなら
まずは、1サイトだけで。
- GA4とサーチコンソールを確認する。自分のGoogleアカウントで、両方とも見られる状態か確かめる。
- Claude Codeに指示文を渡す。最初は1サイト、届ける項目も少なめで頼む。
- 1週間受け取って、項目を調整する。読まない項目は消し、知りたいことを足していく。
数字を毎日見る時間が取れなくても、朝のLINEで変化に気づければ十分です。現場の合間に読める長さに整えていくと、続けやすくなります。
手順へ戻る ↑確認日:2026年10月31日。サービスの画面・料金・利用条件は、更新により変わることがあります。費用は私の環境での実測です。


