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レシートの山を、申告まで。
確定申告が初めての会計ソフト。freee・マネーフォワード・弥生の違い。
一人でエアコンクリーニングをやっていると、経理は夜か雨の日の仕事です。会計ソフトは3社とも「銀行とカードの明細を自動で取り込み、レシートを撮って、青色申告の書類を作って、e-Taxで出す」ところまで同じです。違うのは、最安プランで何ができるか、スマホだけで申告まで終わるか、困ったとき誰に聞けるか。公式の表示をもとに整理しました。
一人親方の経理で、本当に要る機能
現場の人の経理は、こうなりがち
洗剤と部品はホームセンターとネット通販、ガソリンはカード、駐車場は現金、売上は現金・振込・カード決済がまざる。レシートは車のダッシュボードにたまる。この状態から青色申告の65万円控除までたどり着くのが、会計ソフトの仕事です。
- 銀行・カードの明細を自動で取り込む手入力を減らす
- 現金のレシートはスマホで撮る枚数の上限に注意
- 年明けに青色申告の書類e-Taxで送って65万円控除
この3つは、3社とも最安プランでできます。差が出るのは、レシート撮影の枚数、スマホだけで申告まで終わるか、消費税の申告が要る人向けのプラン、サポートの手段の4点です。
目次へ戻る ↑料金と無料期間
3社とも公式サイトの表示は税抜です。年払いの金額で比べます。
| 項目 | freee会計 | マネーフォワード クラウド確定申告 | やよいの青色申告 オンライン |
|---|---|---|---|
| 最安プラン | スターター 11,760円/年(年払い980円/月) | パーソナルミニ 10,800円/年(年払い900円/月) | セルフ 11,800円/年(年額のみ) |
| 中位プラン | スタンダード 23,760円/年 | パーソナル 15,360円/年(2026年12月1日以降の更新から22,560円/年に改定予定) | ベーシック 22,800円/年 |
| 月払い | あり(年払いより割高) | あり(年払いより割高) | なし |
| 無料で試せる期間 | 30日間(カード登録不要) | 1か月(カード登録不要。申告書の出力・提出は不可) | 体験版 最大2か月(申告機能は不可) |
| キャンペーン | 記載なし | 記載なし | 初年度無償(セルフ・ベーシック)。2027年3月15日までの申込、決済情報の登録が条件、1事業者1回 |
| レシート撮影の上限(最安) | 月5枚 | 月15件 | 上限の記載なし |
弥生の「初年度無償」は、翌年から有料に自動更新されます。次年度の更新前(契約終了月の前月末まで)に解約できます。無料体験版を先に使うとキャンペーンの対象外になるので、使うなら最初からキャンペーンで申し込みます。
freeeの最安プランはレシート撮影が月5枚までです。現金で払う機会が多い人は、スタンダード以上か、他の2社を見てください。
料金の確認:freee会計 個人向け料金 ↗/マネーフォワード クラウド確定申告 料金 ↗/マネーフォワード 料金改定のお知らせ ↗/やよいの青色申告 オンライン ↗
目次へ戻る ↑スマホだけで申告まで終わるか
freee会計
スマホだけで申告まで終わります。確定申告書は○×の質問に答えて作り、マイナンバーカードをスマホで読んで電子申告。パソコンから出す場合はカードリーダーが要ります。仕訳の言葉を使わず「取引」として入力する方式です。
マネーフォワード クラウド確定申告
スマホだけで申告まで終わります。アプリで申告書と青色申告決算書を作り、マイナンバーカードで電子申告。消費税の申告書だけはパソコン版で作り、アプリから送信します。自動取込と自動仕訳が中心の作りです。
やよいの青色申告 オンライン
スマホアプリは取引の入力とレシート撮影用。申告書と決算書の作成はパソコンが必要と公式に書かれています。電子申告はマイナンバーカードとスマホで署名できます。「かんたん取引入力」は、取引の種類を選んで日付と金額を入れるだけの方式です。
共通
3社とも全プランで e-Tax に対応し、65万円の青色申告特別控除の条件(電子申告)を満たせます。マイナンバーカードと、カードを読める対応スマホが必要です。
確認:freee会計 スマホアプリ ↗/マネーフォワード クラウド確定申告 アプリ ↗/弥生 申告アプリ ↗
目次へ戻る ↑消費税・インボイスに対応するプラン
インボイスに登録した人は、所得税に加えて消費税の申告が要ります。ここは最安プランで差が出ます。
| 項目 | freee会計 | マネーフォワード | 弥生 |
|---|---|---|---|
| 消費税申告ができるプラン | スタンダード以上(スターターは不可) | パーソナル以上(パーソナルミニは不可) | 全プラン |
| 簡易課税・2割特例 | 対応(freeeの発表による) | 対応。原則課税・簡易課税・2割特例から選ぶ | 2割特例は画面で選ぶだけと案内 |
| 請求書・見積書の作成 | 全プランに含まれる | パーソナル以上なら確実 | 本体にはなく、無料の Misoca と連携 |
一般家庭の仕事が中心で、インボイスに登録していないなら、最安プランで足ります。管理会社や法人の仕事が増えてインボイスに登録したら、そのときにプランを上げれば間に合います。2割特例は2026年分までの制度で、以後は税制改正で変わる可能性があります。国税庁の案内で確認してください。
確認:マネーフォワード 消費税申告 ↗/やよいの青色申告 オンライン 機能一覧 ↗/インボイスと免税の外注先 →
目次へ戻る ↑困ったとき、誰に聞けるか
| プラン | freee会計 | マネーフォワード | 弥生 |
|---|---|---|---|
| 最安 | チャット・メール | メール・チャット | WebのFAQのみ(人に聞けない) |
| 中位 | チャット・メール(優先対応) | メール・チャット | 電話(サポート期間中10回まで)・メール・チャット・画面共有 |
| 電話で聞けるのは | プレミアム以上 | パーソナルプラスのみ(操作方法だけ。仕訳や税務の相談は対象外) | ベーシック以上。仕訳・経理・確定申告の相談まで聞けるのはトータルだけ |
「この領収書はどの科目?」のような相談に電話で答えてくれるのは、弥生のトータルプランだけです。操作の質問はどの社もチャットで足ります。税務の判断そのものは、どのソフトでも税理士か税務署に確認することになります。
確認:各社の料金ページのサポート欄(上のリンク)。回数・手段はプラン改定で変わります。
目次へ戻る ↑こう選ぶ
簿記の言葉を見たくない。スマホで全部済ませたい
freee会計。「取引」として入れるだけで帳簿ができ、申告書は○×の質問。レシートを多く撮るならスタンダード。
自動取込で手を動かす量を減らしたい
マネーフォワード クラウド確定申告。明細の自動取込と自動仕訳が中心。開業届をマネーフォワードで出した人は、そのまま続けられます。12月以降の料金改定は確認を。
初年度の費用を抑えたい。パソコンで作業する
やよいの青色申告 オンライン。初年度無償のキャンペーン中で、消費税申告も全プランで対応。申告書はパソコンで作ります。
電話で相談しながら進めたい
弥生のトータルプラン。仕訳や確定申告の相談まで電話で聞けます。費用はかかりますが、税理士に丸投げするより安く済みます。
請求書・見積書だけ先に整えたい人は、無料から使える Misoca も選べます。弥生の会計ソフトと連携しますが、単体でも使えます。


