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普段の銀行やカードとの相性、入出金、費用、安全設定。自分が続けやすい証券口座を選ぶために。
積み立てる金額が決まったら、次は証券口座の準備です。楽天証券とSBI証券には、それぞれ使いやすい点があります。普段の銀行やカード、資金の動かし方に合わせて選びましょう。
投資には元本割れのリスクがあり、商品を持ち続ける費用もかかります。生活費・事業資金・税金・休業への備えを残せるか、まずはお金の備えと制度選びのガイドで確認してください。
楽天証券とSBI証券は、普段の使い方に合わせて選ぶ
楽天証券とSBI証券は、どちらもNISAで投資信託の積み立てを始める際の候補になります。選ぶときは、買いたい商品の取扱い、費用、普段の銀行やカードとのつながり、入出金や設定の分かりやすさを確認します。
両社とも全世界株式型などの投資信託を取り扱っています。商品の数だけで選ぶより、自分が積み立てたい商品の中身と費用を比べる方が大切です。現場から帰ったあとでも、積立状況を確認しやすいかも見ておきましょう。
| 見たいところ | 楽天証券 | SBI証券 |
|---|---|---|
| 普段のカード | 対象の楽天カードを使う人 | 対象の三井住友カード・Oliveを使う人 |
| 資金移動 | 楽天銀行との自動入出金を使いたい人 | 対応する銀行からの自動引落を使いたい人 |
| 少額の積み立て | 月100円から | 100円から。一部ファンドは最低金額が異なる |
| 共通の確認点 | 買いたい商品の取扱い、保有中の費用、入出金の日程、安全設定。ポイントだけで決めない | |
楽天証券は、楽天カードや楽天銀行を使う人に合わせやすい
普段から楽天のサービスを使っている人は、楽天証券から確認すると選びやすくなります。
- 楽天カードで積み立てられる:対象の楽天カードを使った投信積立はNISAにも対応しています。設定によって楽天ポイントも投資信託の購入に利用できます。対象カードやポイントの種類・利用条件は確認が必要です。
- 楽天銀行との資金移動の手間を減らせる:「マネーブリッジ」と自動入出金を設定すると、対象商品の購入に必要な資金の移動を自動化できます。銀行側に残しておく金額も設定できます。
- 小さい金額で始められる:投信積立は月100円から。初めから大きな金額を入れず、設定や値動きに慣れたい人にも使いやすい仕組みです。
楽天銀行との連携を使っても、生活費や納税資金をいくら残すかは自分で決めます。楽天銀行以外の対応銀行からも入金できるので、口座開設のために銀行やカードを全部そろえる必要はありません。
投資信託の買付手数料は無料ですが、IFA(金融商品仲介業者)経由では条件が異なります。保有中にかかる信託報酬などは別です。信託報酬は、投資信託の運用・管理のために継続してかかる費用です。
詳しくは、楽天証券の投信積立、楽天カードのクレカ積立、自動入出金を確認してください。
SBI証券は、対象の三井住友カードや銀行引落を使いたい人の候補
対象の三井住友カードやOliveを使っている人、いつもの銀行から積立資金を自動で移したい人は、SBI証券を確認してみてください。
- 対象カードで積み立てられる:三井住友カード発行の対象カードによる投信積立は、NISAにも対応しています。カードの種類や利用条件に応じてVポイントが付与されます。Oliveはクレジットモードが必要です。
- 対応する銀行から自動で引き落とせる:銀行引落サービスを使えば、積立資金を移す手間を減らせます。カード積立を使わずに続けたい人の選択肢にもなります。
- 少額から商品を選んで積み立てられる:投信積立は100円から利用できます。一部のファンドは最低金額が異なるので、購入画面で確認します。
インターネットコースでは、投資信託の買付手数料は原則無料です。一部対象外があり、信託報酬などの保有中の費用も別にかかります。詳しくはSBI証券の投資信託案内と買付手数料のFAQで確認できます。
カードの条件は三井住友カードのつみたて投資案内、引落日はSBI証券の銀行引落サービスを確認してください。引落日と買付日は同じとは限りません。両方に間に合うよう、銀行残高を確保します。
ポイントと手数料だけで決めず、お金の動かし方を見る
ポイントの還元条件は、カードの種類や利用状況、買う商品、時期によって変わります。ポイントを増やすために積立額や普段の買い物を増やすと、資金繰りを圧迫しかねません。今の生活のまま使える仕組みを選びましょう。
両社とも、対応する銀行からの即時・リアルタイム入金や、通常の円貨出金を無料で使える仕組みがあります。一般の銀行振込による入金では、振込手数料が利用者負担になる場合があります。投資信託を売っても、その場ですぐ銀行に出金できるとは限りません。売却代金が使える日と、銀行に着金する日を確認しておきます。
入出金の方法と条件は、楽天証券の入出金案内、SBI証券の入出金手数料案内を参照してください。
口座開設から積立開始までの流れ
どちらを選ぶ場合も、メールアドレス、本人確認書類、マイナンバーの確認に必要な書類などを、公式の案内に沿って準備します。必要な組み合わせは、本人確認の方法によって変わります。
楽天証券で始める場合
- 公式サイトから口座開設を申し込み、メールアドレスの登録をする。
- 本人確認、お客様情報の入力など、案内された手続きを進める。
- 審査後にログインIDを受け取り、暗証番号、職業・勤務先情報などの初期設定をする。
- NISAを使う場合はNISA口座の状況を確認し、安全設定、入金方法、買う商品、積立額を設定する。
SBI証券で始める場合
- 公式サイトから「証券総合口座」の開設を申し込み、メールアドレスを登録する。
- お客様情報を入力し、規約を確認する。案内に沿って本人確認書類・マイナンバー確認書類を提出する。
- 審査後、取引パスワードや初期設定を完了させる。
- NISAを使う場合はNISA口座の状況を確認し、安全設定、入金方法、買う商品、積立額を設定する。
SBI証券の証券口座、住信SBIネット銀行などの銀行口座、三井住友カードは、それぞれ別のサービスです。同時申込の項目があっても、必要なものを確認して選びます。
「申込みにかかる時間」と「審査が終わって取引できるまでの時間」は違います。本人確認の方法や混雑、書類の確認状況で変わるため、すぐに取引を始められる前提で予定を組まないようにしてください。
すでに別の金融機関でNISAを使っている人は、新規に重ねて申し込む前に、金融機関変更の手続きを確認します。同じ年にNISAで新しく買い付ける金融機関は一つです。その年にすでに買い付けがある場合、その年分の金融機関は変更できません。変更先へ、保有商品をNISAのまま移すこともできません。金融庁のFAQと楽天証券の金融機関変更案内で確認してください。
積み立てを始めたら、口座を守る設定もする
投資先の値下がりとは別に、証券口座を不正に使われるリスクがあります。証券会社を装ったメールやSMSから偽サイトに誘導し、ログイン情報を盗む「フィッシング」などです。
積立を設定したら終わりにせず、口座の安全設定まで済ませましょう。
- 公式アプリや、自分で確認して登録したブックマークからアクセスする。
- パスキーなど、証券会社が案内するフィッシングに強い認証方法を設定する。パスキーは、端末の顔認証や指紋認証などで本人確認し、対応する正しいサイトで認証する仕組みです。
- パスワードを使うサービスでは、使い回しをしない。登録メールのアカウントやスマートフォンも保護する。
- ログイン、取引、出金などの通知を有効にし、身に覚えのない操作がないか確認する。
- 不審な通知が来たら、その通知内のリンクを開かず、公式アプリやブックマークから口座を確認する。異常があれば証券会社の公式窓口に連絡する。
どれか一つの設定で、すべての被害を防げるわけではありません。端末やアプリも更新し、証券会社からの安全設定の案内を確認してください。金融庁も証券口座の不正アクセス対策として、パスキーなどの利用と通知の確認を案内しています。
楽天証券ではパスキー認証の設定方法を案内しています。SBI証券では2026年6月30日から設定が原則必須になっているため、パスキー認証の公式FAQを確認してください。どちらを使う場合も、公式サイトの最新の案内に沿って設定しましょう。
制度・サービスの確認日:2026年10月3日。本記事は一般的な情報提供を目的としています。特定の商品の購入や将来の利益を保証するものではありません。商品ごとのリスク、手数料、税金の扱いを公式資料で確認し、ご自身の状況に合わせて判断してください。


